神様に　祈ることしか　できぬ母

（48年前、何もできない自分と息子が共に産婦人科病棟に居た。
息子は予定日に未熟児で生まれミルクを吸えず管で胃に入れていた。
母子ともにすぐには退院できず何人ものお母さんの退院を見送っていたっけ。）

息子さん　育ててくれて　ありがとう

（昨日、成年後見人さんに会った時、今度息子さんの面会に行きたいと言われた。
「育ててくださりありがとうございます」とお礼も言われた。
息子に会うと癒されるとのこと。）

神様に命を守られ、愛され、育てられ、癒しの賜物をいただいている息子。
知的には障害が重く1歳前後で、認定は最重度の５となっている。

でも心は成長していて人への思いやりや、場を読むことも学んでいる。
ホームのお仲間とも言葉は発しないけど仲良く仕草で伝えて交流を持って居る。

頭なでなでをしてもらい、自分でも相手の方になでなでしている。
そんな姿を見るたびに心から嬉しくなる、ここにも息子の大切な家族がいる！と。

神様に、そして息子を囲む皆さんに育ててくださりありがとうといいたいです。
私ひとりでは、夫と二人でも育てられない、神様と医師と皆さんのお支えあってこそ。
感謝の祈りをお捧げいたします。