「足跡の詩」
ある夜ひとりの男が夢を見た
彼は海辺を主と共に歩んでいた
彼の今までの生涯が空からの光に映し出された
彼は浜辺に二組の足跡を見つけた
ひとつは自分のものでありもうひとつは主のものであった
彼の生涯が映し出された時
時々足跡が一組しかないことに気づいた
またその時は彼が嘆き悲しんでいる時であることに気づいた
彼は主に尋ねた
「主よ あなたはいつも共に歩んでくださるとおっしゃいました
けれども私は私の生涯の中で一番辛い時
足跡が一組であることに気づきました 私には理解できません
なぜ私が一番あなたを必要とする時に なぜ私を離れられたのですか」
主は答えられます
「愛する我が子よ 私は決してあなたを離れることはない
あなたが見つけたあなたが一番辛い時の一組の足跡
それはあなたを背負った私の足跡なのである」
マーガレット・F・.パワーズ作 松代恵美訳
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