kohitujiのブログ

夫は天国へ旅立ち、重複障害、最重度の息子と私の二人に。淋しさの中に神様にすがる日々。

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息子の大切なものを手放す日。

箴言14章10節
魂の苦しみを知るのは自分の心。その喜びにも他人はあずからない。



夫が召され相続をすることになったが息子に成年後見人をたてないと始まらないとなり
信仰の友に弁護士さんを紹介してもらい面接に行ってきた。彼は虐待をされている子の
身元引受人となったりと弱い立場の子を守っているので健ちゃんも見てもらうといいと
薦められ、息子は身体と知的が最重度で1歳前後で今は47歳になったと伝えて頼んだ。


ダメかなと思いつつ身障手帳と療育手帳の写真付きを見せたらいい笑顔のお子さんとの
事で即決だった。どんなことでもいいから気が付いたことをメールで知らせてと言われ
小さい時のことや自分でできることは少ないし教えようとしても覚えないけれど教会に
連れて行くうちに「アーメン」と手を合わせるのを自分で覚え見せてくれたこと等を。


コロナ関係で閉じていた裁判所も平常に戻りやっと申請許可も出て成年後見人になられ
息子の国民年金証書や銀行預金通帳やほとんどのものをお渡しすることに。わかっては
いたのに息子の将来へのバトンを渡せる安堵感と寂しさも。まだ自分もできるはずだが
との思いやこれでいい今まで頑張り息子と共に歩めたことの喜びももらえたからとも。


今日は夫が亡くなって5回目の23日だった。先日は大学時代からの親友が心臓と肺とで
入院していて、退院してきたら君が亡くなったと聞いて驚いたとの手紙が届きました。
夫と同じころに入院されたようでした。60年の付き合いだった、元気だったのにと。
夫に伝えたかったと思い、悲しみが新たになり元のスタートラインに戻っていました。


魂の哀しみを味わいつつも、夫に出会えた人生は幸せだったと思えるし良き友に恵まれ
夫も私も生きてきたこと、友に出会えたことも別れもみんなひっくるめて喜びなんだと
気づきました。行きつ戻りつしながらも少しづつ前を向いているようにも思えてくる。
私の知らないところで私たちのことを祈ってくださる方がいる、イエス様もそうです。