kohitujiのブログ

夫は天国へ旅立ち、重複障害、最重度の息子と私の二人に。淋しさの中に神様にすがる日々。

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哀しみの道を歩むときに。

 
ローマの信徒への手紙12章15節
喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。



娘からお父さんの葬儀に来てくれたMさんがメールをくれたので優しさのおすそ分けと。
「お母さんは寂しい中でお身体は大丈夫?子供と親の愛は無条件だけど、父と母の関係は
他人同士が出会って、愛情を育んできた仲だから絆が強い分、パートナーが居なくなった
時の寂しさは私の想像を超えるものだと思う。私も父を失い職場のトイレで涙したけど」


自分が実際に体験してみて初めて分かること、今までも祖父母、両親との別れを経験して
きたけれど夫との別れは全く違うものだった。夫の療養中も死は頭の片隅にもなく養生し
気を付ければ生きられると信じていたけど突然意識を失い緊急入院し翌朝天に召された。
2か月を迎えるけど体が半分もぎ取られ魂もうつろで生きてるだけの日々だったような。


先輩未亡人の方から泣くだけ泣いていいのよとお便りやお電話をいただくけど眠りも浅く
夜中に目覚め寝不足の中で名義変更手続きなど提出書類が送られてくるし、悲しむ暇さえ
ない日々。土日は息子帰宅で彼の笑顔に励まされる。何もしゃべらない息子だけど神様と
一緒に母に慰めと癒しを届けてくれている。夫も共に喜んで見守ってくれてる気がする。


奥様を亡くされた方のご葬儀に息子が体調を崩し出席できず後からご自宅に伺ったけれど
通り一遍のご挨拶しかできなかったと数年前のことを思い出しました。今ならお悲しみの
ご主人の胸の内もわかります。申し訳なかったと久しぶりのお電話をして夫の件を伝えて
お詫びした。しばらくは寂しかったけど何とかやってます、祈っていますよと言われた。


神様がいろいろな経験をさせてくださるから人の気持ちや思いもわかってきて共に喜べて
共に泣けるようになっていける。能天気な私も大切なことを学んでいるとわかってきた。
天に帰るまでにもう少し成長していけたら、悲しみの人に寄り添える人になれたら、と
神様に祈ります。神様は無駄なことはなさらない。お哀しみお辛さのある方の上に神様の
お癒しとお慰めが届きますように祈ります。アーメン。