kohitujiのブログ

夫は天国へ旅立ち、重複障害、最重度の息子と私の二人に。淋しさの中に神様にすがる日々。

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息子に、母の死を伝えてもらうことに。

元カトリック司祭で上智大名誉教授のデーケンさんが死生学を広めるため
特別講義をされた中に、私が抱えていた重い問題(9/20記)の答えを見つけた。


「高齢者や子供は死を理解できないのだから身内の死を伝えまい。葬儀に出てお別れを
しないでもいいじゃないか。」というのは間違いだと講義の中ではっきり言われた。


わからない、理解できないと思われている人も死を理解し悲嘆を味わっているはずと。
確かに息子は夫亡き後、自宅のお風呂に決して入らない、バイバイして拒否する。


遺影が見えるはずなのに視線を向けたことがない。娘も健はわかっていると思うと。
息子は言葉も発せないので哀しみを家族にも誰にも訴えるすべもないし自分で受け止め
耐えてきてたのかと思った。お父さんの最後に会わせてあげればよかったかと思った。


そして気づいた、息子はイエス様に守られ共に哀しみの道を歩んでいたのかもしれない。
そうに違いない、確信に変わった。イエス様が息子だけ哀しませてほっとくわけがない。


葬儀や火葬場は時間も掛かり疲れるからそっと最後の別れをしてもらう、棺に居る私に。
私は迎えに来てくれてる夫と再会して天から2人で息子、娘たちを見ていよう。


死生学を知ってたら夫の地上での別れに息子を立ち会わせた。夫と話し合い言わないと
決めたが信仰の成長も足りなかった。夫にも息子にもごめんなさいを言うしかない。
デーケンさんは9月6日に天に帰られました。イエス様、デーケンさん、ありがとう。