kohitujiのブログ

夫は天国へ旅立ち、重複障害、最重度の息子と私の二人に。淋しさの中に神様にすがる日々。

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心の空洞が埋まらず、本を読んでみようかなと。

「駅までの道をおしえて」 伊集院静 作


「ルーは死んでなんかいない」愛犬の死を信じられずに探し回る少女が見つけた、
時間から取り残されたような古い喫茶店。
店の老人がくれた写真には野球のユニフォーム姿の少年が写っていた。
大切な相手を失い、悲しみにくれる人々に訪れた奇跡を描いた表題作をはじめ、
かけがえのない時間に出逢える作品集と紹介されていた。


ネットで見つけ、この本を読みたいと近所の市図書室に予約電話をいれた。
しばらく本を読んでいない、それどころではなかった。やっとここまで来たと思う。
コロナで友に会えない、教会へ行けない、普段は一人暮らし自粛中の身。
気が付いたらぽっかり口を開いていた空洞はそのままになっていた。


本はもともとは大好き!少しづつゆっくりと本の世界の扉を開こうかと。
生活が落ち着き始めたら自分の時間も確保できるはず。
夫亡き後、思い切り泣くだけ泣きなさいと言われたけど泣けないままで今に。
なぜかわからない、やせ我慢してたわけじゃない。息子を守らなきゃと思ったかな。


夫がそろそろ生活もゆったり切り替えていけばと本を紹介してくれたのかも。
たしかに今まで井の中の蛙だった。少しづつ見回していきたい。神様と夫に感謝。