孫が小児白血病を患った時、髪の毛もすべて抜けたけどカツラを使わなかった。 
快復して自分の髪の毛をカツラ用にしてもらえれば、と腰まで伸びた
髪の毛を切って使ってもらうことに。そろそろ贈れそう、と孫からメールが。

あのころ孫が灰色の小さな箱を画用紙いっぱいに描いたのがあった。
これなあに？と聞いたらこの箱の中に病気が治る薬が入ってるから
病院に送ればいいかなあ、魔法を使うのよ、と。

出来るだけ入院せず自宅から通院という形だったけど双子の相方が
通学するので寂しかっただろうと思った。

健ちゃんも小学校1年の時、訪問指導を受けて先生がうちに来てたよと
話したら、健ちゃんは今は学校に通ってるもんね、私も早く通いたい。
私も治ったら行けるよねと言っていたのを今も思い出す。

今だったらインターネットで検索して命に係わる病とわかったと思うと
あの頃はパソコンをいじれなかったからよかったとも思った。

人の痛みをわかる子に育ってくれたこと、そして毎日どっちかの親が
病の子に付き添っていられたこともドイツの国の病気の子らへの優しい
制度に感謝ばかり。無菌室にも入らず在宅中心でという治療法も違いました。

イエス様はいつも弱い人たちに心を寄せてくださっている。感謝します。