kohitujiのブログ

夫は天国へ旅立ち、重複障害、最重度の息子と私の二人に。淋しさの中に神様にすがる日々。

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あばら骨が1本足りない。


創世記 2章
21節 主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、
     あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。
22節 そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。
24節 こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。



51年前にジュンブライドにあこがれ6月11日に結婚式をあげた。生涯幸せな結婚生活を
送ることができると信じて。振り返った今、ほんとに幸せだと神様のみ前で言えます。
夫のカレンダーに結婚記念日と記されていた。夫も祝杯をあげようと思っていたはず。
でも神様のご計画のままに従い、一時の別れはあるけれど天国で迎えに出てくれる。


50年の間にはいろんなことがあったけど、いつも夫は家族を守り支え励ましてくれた。
だからここまでやってこられたと思う。息子が危篤の時も大丈夫だ、がんばってるよと
眠れない私を支えてくれてた。夫が居たから乗り越えられた。看病で外に出にくい私に
まだ高かったIBMのコンピューターを買って教えてくれた時も夫の気持ちが喜びに。


息子が中学校の時に夫の足首にドーナツのような腫れが出て痛みもあり病院に行った。
息子のリハビリに来ておられた部長先生が担当医で「健ちゃんのパパか」としばらくは
先生の方が声がでなかった。「お母さんも大変だね、みんなで頑張ろうな」と言われて
リュウマチ治療が始まり診察日は息子と一緒の時間にしてもらい薬も効き20年で完治。


夫は家族に心配かけないようにといつも「大丈夫」と言ってくれてた。会社の方も休む
日も増えたり病院に寄ってから会社へと薬が決まるまではご迷惑をかけたけど応援して
もらって退職もせず助かりました。辞めることになったら私はコンビニに夜のパートに
行くかなあと覚悟したけど理解ある会社でした。定年まで勤めあげてくれた夫でした。


聖書では夫のあばら骨で妻は作られたとあるので夫は1本不足のまま天国に帰りました。
不自由してないでしょう、そのうちに1本が届くはずだし。夫のいない初めての記念日。
ごちそうも特になく神様に感謝の祈りをお捧げしてユーチューブで他教会の礼拝をみて
天上と地上で心ひとつに祈りと賛美の時を持ちたいと思っています。コロナのおかげ?